2009年02月01日

煙草は年間5兆円の損失

まさかこんな「試算」とか言うもっともらしい名前の
いい加減な単純計算の結果を鵜呑みにしている人なんて居ないだろう

と思っていたのだが

例によって過程を検証せずに結果の数字だけ念仏のように唱えるという
「嘘も百回言えば本当になる」方式と「医療経済研究機構」という権威によって
意外に妄信している人が多いようである

概説すると
たばこの税収は2.3兆円に対して煙草の損失は7.3兆円なので
差し引き5兆円の損であるという主張だ

ではその内訳は

医療費 1.3兆円
遺失労働力 5.8兆円
失財+消防+清掃 等 0.2兆円

しめて 7.3兆円 という

この計算では労働力を損失として引いているのに
たばこやそれにまつわる産業の労働力を利益に含めていない
利益は煙草税だけとしており見事なダブルスタンダード
(中には煙草関連産業を9000億円の利益として損失を4兆円としている例もある)


では労働力とはそもそもなんなのか?

それは税金と所得である(まさかこれはわかるよね?)
つまり 労働によって生まれた収入は
その一部が税金として徴収されその残りが所得になる
そしてその所得から消費活動をすればその一部も税収となる

であるから
煙草の税収と所得を差し引きする事自体がおかしい

煙草の消費による税金を利益とするなら
労働力の損失による税収減を損失としなければおかしいわけだ

毎年5兆円を支出しているわけでも毎年5兆円の収入があるわけでもない
国民所得は経済規模を示す指標であって収支を示すものではないからだ


では 実際に失われたものは何か?

労働が失われることによる税収減はその所得税

そして 消費である

合わせても所得の2割から3割というところだ

労働によって得た所得は消費され それで経済が回り社会の収支となる
よくニュースなどで「経済効果」という言葉を聞くでしょう?
これが概ね消費の事を言っている

消費活動があるから経済が活性し社会の利益となるわけで
単にお金を使ったから損というわけではない
だから経済対策として公共事業や減税/給付金などがある

税収としてではなく社会の損益として見るならば
煙草関連の消費による利益と失った労働力の消費による損益を見なければならない

労働は生産と消費を生み
通常は消費より生産のほうが多いわけであるからその差額が利益となる

前述の内訳の内で 税収等からの実際の支出は医療費と消防だけ
労働力の多くの部分は国民所得という指標の変動であり支出ではないのだ

もちろん煙草を消費した利益も含めねばならず
またたばこにまつわる他の経済活動も利益に含めなければならない



さて おかしいのはこれだけではない
損失の大半を占める遺失労働力であるがこの計算をご存知だろうか?

平均年収×煙草による病死者数×煙草による寿命差という単純計算なのだ
ざっと 500万円といくらか、10万人、10と何年 で 5兆円なにがしとなる

こんな単純計算が試算と言えるだろうか?

まず、係数に寿命差が入っているのだが? 日本の平均寿命は80とちょっと
仮に寿命差が10年だとしても70歳 みんな年金世代ですよ!!!

高齢者の平均所得はいいとこ200〜300万 しかもその6〜7割は年金である
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1025-5g.pdf

さらに 寿命差の計算はいろいろな所で発表されているが
厚生省の調査によれば4年 多く見積もったって5年
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20070509ik02.htm

労働の損失が如何にに都合よく水増しされているかわかるだろう
同じ単純計算をしても 1/4 収支としてみればさらに1/3 (多く見積もってである?)
どう考えても年次の支出額は1/10以下となる

また高齢者所得の統計に見るように収入の大部分が年金が占めるので
損失と引き換えに年金の支出もなくなる
これだけでもざっと1.5兆円(少なめに見積もって)
損失額から差し引かないとならない

これを言うと 不謹慎だと人格攻撃を始める輩が必ず現れるが
あくまで「試算」の話をしているのだから

感情論によって計算を歪める事は出来ない

働き盛りでさえ職にあぶれていると言うのに
この労働力があれば5.8兆円もの利益があるというのが
そもそも幻想でしかない

同じように単純計算してみても1兆円〜1.5兆円
加えて 利益であるべき経済要素を含めず利益は税収のみとしており

およそ考え付くあらゆる水増しをしてあり得ないほどの損失を
価値と収支を混同したまま差し引きをした結果が
実体のない数字上の価値の上下 つまり 5兆円のバブル損失なのである

労働力の年代と現実を踏まえれば
同じ単純計算で 損失を多く見積もってもトントン
正味でいえば損失は税収と経済効果に対して十分下回っている

たばこの損失は5兆円とはしゃぎまくる思考停止集団
正に 集団思考というやつなのだろうか

おかしな事を言うな (ranking)
posted by SadMan at 20:50 | Comment(72) | TrackBack(1) | おかしな事を言うな

2008年09月02日

世界の喫煙者の82%は発展途上国の国民

上のフレーズよく目にしませんか?見ますよね?ww
そうです、莫迦の一つ覚えみたいに貼り付けられていますよね

喫煙するのは発展途上国並みだとでも言いたいのでしょうか?
本当にそうなんでしょうか?

さて、よくこのように、先進国だの発展途上国だの言いますが
先進国または発展途上国とはどういった定義なのでしょう?


実は明確な定義はありません

しかしある程度の基準はあります
ただし基準は複数あってそれぞれ微妙に違います
裕福かどうか、国際援助をしている(または受けている)かどうか等

また年々扱いが変わってきますので明確な線引きは出来ません
なので、ちょっとある程度の基準を用いて一応線を引いてみたいと思います


で、一般的に使われるいくつかの基準を選んでみます

・アメリカ中央情報局(CIA)が先進国と認めている国 34ヶ国
・国際通貨基金(IMF)が経済的に進んでいるとしているとしている国 30ヶ国
・経済協力開発機構(OCED)の開発援助委員会(DAC)に参加している国 30ヶ国

このどれかしらに当てはまる国の総数 45ヶ国
この辺りがまぁ先進国のボーダーとしてよいでしょう
(ちなみに全部に当てはまる国は 23ヶ国、倍近いですね)

最近ではBRICs等が台頭してきていますが
[ 82% 先進国 ] に入っていないでしょうからここでは含めません
(だって中国入れたら喫煙率が・・・ねぇ?)
[修正 (2008/09/03):82%は先進国の間違いでした。
中国を先進国に含めると世界の喫煙者の49%が先進国になり
BRICsを含めると実に67%になっちゃいます。
結局人口比と殆ど変わらないしね
みなさん喫煙は先進国の証ですよ?w]


では、各国の喫煙率は・・・・
そういえば以前にその辺をまとめた記事がありました

でも今回はそんな面倒くさいことはしません

上記 45ヶ国 人口の合計は 約12億8千1百万
同じデータの全人口合計は 約66億9千4百万

先進国の人口比率を計算すると ざっくり 19%
発展途上国は 81%・・・・

おやぁ!!????


「世界の喫煙者の82%は発展途上国の国民」

えぇ、間違っちゃいませんよね
犯罪者の9割は24時間以内にパンを食べている ってのと同様
重大な科学的事実と無意味な統計の区別がつかない とはこの事か!
(興味のある人は「パンは危険な食べ物です」を調べる)

喫煙するのは発展途上国並みだとでも言いたいのでしょうか?
発展途上国の方々にとても失礼な感じの統計です

きっと、世界の女性の82%は発展途上国の国民だったり
世界の○○の82%は発展途上国の国民だったりするんでしょうな

まぁ、多くは語りませんw おかしな事を言うな (ranking)

45ヶ国リスト(人口順):
アメリカ合衆国/日本/メキシコ/ドイツ/トルコ/フランス/イギリス/イタリア/南アフリカ/大韓民国/スペイン/ポーランド/カナダ/中華民国(台湾)/オーストラリア/オランダ/ギリシャ/ポルトガル/ベルギー/チェコ/ハンガリー/スウェーデン/オーストリア/スイス/香港(中華人民共和国領)/イスラエル/デンマーク/スロバキア/フィンランド/ノルウェー/シンガポール/アイルランド/ニュージーランド/スロベニア/キプロス/ルクセンブルク/マルタ/アイスランド/アンドラ/バミューダ諸島(イギリス領)/フェロー諸島(デンマーク領)/リヒテンシュタイン/モナコ/サンマリノ/バチカン

・人口順に累積した人口比と喫煙者比
SmokeCumulativeRatio.jpg

・G8(ロシア除く),先進国,BRICs,その他の人口比と喫煙者比(折れ線は累積
SmokeRatioByDev.jpg

・地域別の人口比と喫煙者比
SmokeRatioByArea.jpg

・人口比と喫煙者比の散布図 1%領域(大半の国を含む)
 0の点はデータがない国です
smoke-population 1%.jpg

・人口比と喫煙者比の散布図 5%領域(インド中国以外の国を含む)
smoke-population 5%.jpg

・人口比と喫煙者比の散布図 全域(最遠が中国 次遠がインド)
smoke-population all.jpg
posted by SadMan at 01:15 | Comment(39) | TrackBack(11) | おかしな事を言うな

2008年08月04日

お名前と本文を必須入力にしました

マナーマナーと口にしながら
ネットのマナーを守れない人もいるようです
読者の方からのリクエストもあり
そういう事にしましたのでよろしくおねがいします
posted by SadMan at 22:24 | Comment(81) | TrackBack(1) | 日記や雑記

2008年06月22日

煙草に害はない

煙草の害は科学的に証明されている とか
たばこについて科学的に知ってもらいたいとか

このような主張をよく目に耳にすることがある

実はこれらはあまり科学的でないことが多いけれど
その辺はまた改めて取り上げるとして

喫煙者の反論として「煙草の害は証明されていない」というのがあるそうだ

なるほど、いろいろ調べてみると
たしかにそういった主張をしている向きもいるようだ

では、世の中の喫煙者は害がないと思っているから喫煙しているのだろうか?
そんな事はない

周囲の喫煙者の誰に聞いても 躯に悪いでしょうねと返ってくる

ずっと以前から健康に悪いと認識されていたし
ずっと以前から禁煙する人も多い (establish)
煙草が躯に良いと考えられていたのは江戸時代以前の話だろう

大抵の喫煙者は「煙草に害はない」とは考えていない

嫌煙者の言うには
喫煙者は煙草に害はないと非喫煙者を騙そうとしていると言うのだが
自分たちが騙そうとしているからといって
相手もそうだと思うのは勘弁して欲しいものだ

喫煙者が禁煙席や分煙化に激しく反対運動したことがあっただろうか
どちらかといえば非喫煙者の主張を受け入れてきたではないか (establish)
喫煙者は常に煙草を吸い続けているわけではない
それなりに喫煙場所があればそれで問題ない

今までいつでもどこでも喫煙できていたのに対して
特定の条件下で喫煙できなくなるのは
むしろわたしとしては歓迎する

電車や映画館、オフィスなど、禁煙が当たり前になっている
飲食店の分煙も全然オッケー (establish)
なんでもかんでも完全禁煙と騒ぐのがいただけない
館内は禁煙、出入り口の脇にでも喫煙所があればそれでいいし
飲食店は分煙になればそれでいい
小さな店なら禁煙の店と喫煙可の店があればよい
嫌煙者のようにどの店に行っても完全喫煙であれ などと言わない

では、受動喫煙はどうだろうか?
受動喫煙にもいろいろあるのだが
屋外で誰かが吸っている煙草の煙が過ぎったというレベルの受動喫煙ならば
これは害などないと言ってよい

なにしろたばこに限らず害が0ということはありえないのであって
科学的に証明されたすべての害を排除することなど不可能だからだ

一部に害があると認められた事により
あらゆる局面下に於いて同等に有害だとする
まさに「木を見て森を見ず」という非科学である
喫煙者のこの辺りの主張を 都合よく成型したものが

喫煙者は「煙草に害はない」と主張する という欺瞞に通じるのだろうか

分煙されたレストランの喫煙席エリアから煙草のにおいがした
あーもう、俺の健康が害された! と騒ぐとは ただの阿呆か
単に嫌いなものに遭遇した事に腹を立ててるだけの自己中心的な我儘でしょう

ダイオキシン然り、温暖化然り、クレオソート然り、トランス脂肪酸然り

健康ファシストや健康マフィアの言うことをいちいち聞いていたら
何も出来ない住みにくい世の中になる

ましてや嫌煙者など 煙草だけにそれを向け
(自分の嫌いな) 煙草>>>>国民の健康、悪習の改善

でしかないのだから困る

おかしな事を言うな (ranking)
posted by SadMan at 15:53 | Comment(76) | TrackBack(1) | おかしな事を言うな

2008年05月27日

煙草店

さて、随分丁度 そして 随分久方に書く
おかしな人たちの相手に疲れ 筆を止めたあの頃の喧騒が懐かしく・・・
な〜んて、センチメンタルな事考えるわけもなく

唐突に煙草店の話を始める

わたしの居る処には、当然いくつかの煙草店があるが
実は全国区でも有名な大きな煙草店もある

しかしながらここは普通の煙草店で、多少のシガーやパイプは扱うものの
やはりその品揃えでは、専門店には劣る

今までは、シガーやパイプを買うには近隣の大都市か
少し離れた小さい町でもやはり全国的に有名なショップがあるので
そこに出向いて買い込んでいた

煙草は繊細な生き物、通常の環境では大量に永く保存しておくのは難しく
シガーなど買いに出向いても数日で楽しむ分だけしか買えない

パイプはもう少し日持ちするし未開封の缶などは多少買い置く事も出来るが
いろいろな銘柄を試したくなるとどうせ開封してしまうので
これもあまり大量には買えないものである

それでも、前記事にあるようなヒュミドール等を手に入れたので
以前に比べれば多少はまとめて買い込んでおく事が出来るようにはなった

しかし、タイミングが合わずなかなか買いに行けない事もあったり
丁度楽しみたいと思った時に手元になかったり そういうこともままある

この辺どうにかならないものかといつも悩ましく感じていたのであるが


我が街に新しい煙草店が出来た!

少し前の事になるが、出来る前から噂にはなっていた
だが しばらくの間なかなかオープンしなかったので忘れかけていたが
ある時ふと通りすがると いつのまにやらオープンしていた

これは嬉しい、早速覗いてみる

うぉ! シガーがずらり!!!

・・・しかしパイプ煙草が乏しい・・・店主と話してみる

まだオープンしたてで揃っていないのだそうだ
店主はシガーが趣味でシガーは詳しいが
パイプはいま少しどういった品揃えするかなど決めかねているとの事

パイプの銘柄について自分がいつも喫っている銘柄や
今までに喫った銘柄の印象などの情報を交換する

しばらくすると置き場もないほどに品揃えが充実してきた (喜々
これで遠くまでわざわざ足を運ばなくとも
わたしがよく求めるものならば大抵のものは欲しい時に欲しいだけ手に入るし
ないものでも頼めば入れてくれるようである

shop.jpg

写真は 品揃えが充実した最近のものである
何か気が付く事があるだろうか?

そう サロンスタイルのショップなのだ

日本の煙草店といえば 小さな窓越しの対面売りというイメージだ
最近ならばコンビニのカウンターに並ぶ風景だろうか

しかし、この店は違う
街角のブティックのような店舗であり
映画に出てくる外国の煙草店のようなサロンを目指している
実際、片隅にサロンスペースがあり
そこでシガーでもパイプでもシガレットでも楽しむことが出来る
写真の左下にサロンテーブルの一部が写り込んでいる

この写真は店の片側 1/3程のエリアを写し込んでいる

高い天井からシャンデリアがさがる高級感に
黒が基調の落ち着いた雰囲気のゆったり広いフロア
奥のヒュミドールキャビネットにはシガーがぎっしり
隣の壁にはパイプ煙草がずら〜り
手前のカウンターにはあまりその辺では見ない外国煙草
ショウケースの中にはパイプとさまざまな喫煙具
写真の右端のディスプレイケースにはガラスの水煙草

そして写真には入っていないが
水煙草をはさんで手前側にも対称的にもうひとつのカウンターがある
そこにも外国煙草がずらりとケースにはライターやトレイなどがいろいろ
そして写っていない側の一面にはよく見かける銘柄のシガレットエリア

そしてアングルの背面にはロール煙草のラック
シャグとロールペーパーが これでもかっ!ってぐらい並んでいる


この店にはもうひとつの特徴がある

アロマである

もちろんメインは煙草なのではあるが
煙草も含めてアロマ好きだそうで

アロマキャンドルとハーブのコーナーがある
ハーブ用のカッティングトレイ(・・・と言えばいいのか正確な呼び名がわからない)
やハーブポットやハーブパイプなどが並んでいる

煙草は香りを楽しむものでもあるのだから
当たり間えっちゃぁ当たり前か


休日にフラフラしていると用もないのに覗いては一服してしまう
シガーやパイプを喫い切る一時間ほどの間にも
入れ替わりやってくる客達との談義に花が咲き
サロンとしても十分機能しており
もはや ある程度の時間を過ごす場所にまでなっている


三周年を迎えた欺瞞ブログがこれからも嘘を吐き続けます宣言をしようとも
気狂い染みた非論理的で非科学的な喧騒を横目に
この店のおかげでなかなか充実した煙草生活にホクホクしている (ranking)
posted by SadMan at 22:04 | Comment(8) | TrackBack(0) | 煙草とお酒のあれこれ

2007年05月27日

トラブル ヒュミドール

t_humidor_in.jpg

前回記事で紹介したヒュミドールの話

新しいヒュミドールは使う前に準備が必要だ
煙草を容れる前に数日加湿して
ヒュミドール自体の湿度を均しておく

買いに行くまでの間に馴らしておき
有名銘柄のシガーを何種類かと
普段良く吸う銘柄を少し大目に仕舞い込む

知っている人ならば写真から
銘柄が判別できるだろう
サイズも銘柄も多数あるが
今回はオーソドクスに
コロナサイズを中心に集める

特に珍しいものはなくポピュラーな銘柄ばかりで変わったところと言えば
ダビドフペルフェクト、コイーバランセロス、モンテクリスト#4 辺りだろうか

下段にあるものは大体1,500〜3,000円ぐらいの価格帯
上段の普段吸いとお試し銘柄は 1,000円を切る辺りの価格帯だ
これだけの数を手元にそろえるのは初めてで 〆て30,000円を超える


さてするべき事と言えば 「定期的に水を足す」 だけ

下段の中央右寄りにある黒い棒状の物体が Humidifier つまり加湿器
加湿器はプラスティックのケースに保水性のあるスポンジが入ったもの
加湿に使う水は水道水ではなく薬局で売っている精製水を使う

本来なら湿度計できっちり湿度を保つように監視するのであるが
Hygrometer(湿度計) が付いていないモデルであり
また容積的な事情からひとまずそのまま使ってみる
水を含ませると重みが増すのでこの重みを頼りに
減ってきたなーと思ったら水を足すという繰り返し

水を足すためにヒュミドールを開けると良い香りが立ち込める
用も無いのに開け放つのはあまり良くないのだが
最初の頃は開けては眺めて悦に入ってしまう


そうこうしている内に3ヶ月が過ぎる そろそろ変化が現れているだろうか?

高湿度で保存しているとは言え見た目ではあまり良く分からない
隙間のある何本かがケース内で当たってしまい
巻口が少し崩れてしまったものが何本かあったが
触ってみると普通に弾力があり乾燥してしまっている様子も無い
ありがちなKBの発生も見たところ無いようだ

高級銘柄にはまだ手をつけず普段吸うために数を揃えた

UPMANN CORONAS JUNIOR を出す

写真の上段にある短いシガーである
かぐとなかなかスパイシーな香りが立ち期待に拍車がかかる

いそいそと出かけ同じ銘柄を一本購入して行きつけのバーに腰を据える
今買ってきたものと大事に持ち出してきた1本にそれぞれ火を点け
交互にゆっくりと吸い込み味わってみる

だめでした (;´д`)


香りのスパイス感は強くなっているものの コクが抜けてしまっている
味わいが薄っぺらになって辛味が強く出ている

さて何が悪かったのだろう? 見当が付かない
手間の掛け方が足りなかったのか やり方が間違っているのか
ヒュミドール自体の性能なのか 持ち運び用の限界なのか

気を使う人は恐ろしく手間をかけると言う話も聞くがそこまでは考えていない
そこで継ぎ足しの頻度を少し多くして様子を見ることにする

水を入れすぎて少し漏れてしまったり
暖かくなってきてから今まで発生していなかったKBが認められたりと
その後も小さな事件は起きつつも 今のところ状態は安定している (ように見える)
後は失われた味わいがどれだけ取り戻せるものなのだろうか?

更に3ヶ月を経て、同じ銘柄を何本か利いて同じものを買い足す
最初に買って手を付けていないものと区別するために
購入月を示す小さなシールを貼り付ける事にした

追加したものはまだ試していないのだが
状況は良くも悪くもなっていないように見える

まだ手をつけていない高級銘柄の状態が気にかかる日々だが
やはり据え置きのヒュミドールでないと長期保管は難しいのだろうか?

このテーマはまだ続く ある種永遠のテーマなのかも知れない (ranking)

2007年04月30日

トラベル ヒュミドール

t_humidor.jpg
ヒュミドールというものがある
煙草 (特にシガー) を保存するケースである

パイプやシガーは乾燥してはダメで
高い湿度で保存しなければならない
だからヒュミドールである

さてシガーは美味しいのだけれど
普段吸うにはかなり贅沢と言える


大別して刻んだ葉を巻いたショートフィラーと刻まずに巻いたロングフィラー
紙巻サイズのシガリロ等があって 通常ロングフィラーをプレミアムシガーと呼ぶ

また形状もいろいろあってそれぞれ楽しみ方が異なる
お酒同様ブランドや製法形状など数え切れない種類がある

シガリロなどでは味や香りを付けたフレーバードも多いが
やはり旨いと思うのはプレミアムシガーだろう

手軽に吸えるシガリロなどもあるがプレミアムシガーともなれば
安くても1,000円〜普通に手に入る有名ブランドでは 2〜3000円
さらに普通には入手しにくい特定のものでは5,000円以上10,000円近いものもある

さすがにこれは毎日吸うには贅沢過ぎて難しい
普段はパイプを吸っているので
月に何度か少しだけ特別だったり気分が盛ってる時にシガーを楽しむ
パイプとシガーもまた味わいが違いそれぞれ楽しいのだ


ここでひとつ問題がある
いつ吸いたくなるかあまり予測できないのだ
さすがに普通に近所のタバコ屋では売っていないし売っていても銘柄限られる
いく種かの銘柄を味わってみたい時もその時点で
目当ての銘柄が手元にあるかはわからない

であるから何本かは常備しておきたいものなのであるが
なにしろシガレットと違い普通には保存が利かないものなのだ
なので機会があると1〜2本入手してはその日かせいぜい数日内に吸いきる
吸いたくても買いに行くタイミングがないときは吸わずじまいになる

ヒュミドールは予てから欲しいなとは思っていたが
たまにしか吸わないこともあって躊躇していた


ある日の事 親しいバーテンとプライベートで煙草談義をしていて
いくつかのシガーを見せ合ったり味わったりして過ごしていたのだが
そこで凄い物を馳走になった

自家熟成1年 の モンテクリストNo4

その日に同じものを買ってきて利き比べてみたのだが

色が違う 手触りが違う 香りが違う そしてもちろん味も違う

ふくよかな香りにジューシーな味わいとスパイシーな旨みは
美味しい料理を味わうような感覚で
店にいた他の客も一様に「なに?この良い匂い」という反応で
周囲を巻き込んでとても楽しい時間を過ごした

そう 良いシガーは寝かせて熟成させることでより美味しくなる
熟成に向くものや向かないものももちろんあるが
有名銘柄のプレミアムシガークラスであれば大抵は熟成に耐えるものだ


この経験が物を言い ヒュミドール欲しさが募ってくる
書類箱程度のサイズからキャビネットまで
そしてブランド品や調度品としての造りに凝ったもの高機能なものと多種多様である
しかしわたしには普段の吸い方から見てそれほど大きなものは要らない

それよりも
普段のペースで吸い続けるだけの量を常に常備できて
ショットバー等に出向くときに持ち出したり
煙草好き同士で語らう時に披露目たり

というわけで トラベルヒュミドール である

持ち運びが出来るヒュミドール
漫画雑誌を2〜3冊重ねた感じのサイズで2ダースほどのシガーが入り
Humidifier が付いている これが無いとヒュミドールにならない
Hygrometer は通常は必要なものなのではあるが
見初めたヒュミドールには付属していなかった 増備ももちろん可能

かくしてヒュミドール人生がスタートを切った


というのが年末から年始にかけての話
ちょうどXmasシーズンで知り合いがこれをプレゼントしてくれた

嬉々として有名ブランドのシガーをいくつかと
普段よく吸う銘柄を少し多めに買い集めしまい込む

それと少し安めだがちょっと吸うにはまぁいっか
というクラスのショートフィラーも常備と隙間詰めを兼ねて詰め込んでみる
ヒュミドールの効果でちょっと美味しくなったりするかも知れない


それがまさかあんな事になろうとは・・・・

To be continued... (ranking)
posted by SadMan at 15:26 | Comment(4) | TrackBack(1) | 煙草とお酒のあれこれ

2007年03月11日

品がない

ご存知の方も多いと思うが
喫煙を注意して暴力を振るうという事件があったようだ
昨日の記事であるのにyahooの記事はもうあっという間にリンクが切れている
そういうものなのか? (別のリンク)

記事:<喫煙女性に足げり 県立高校教師を逮捕 >

神奈川・横須賀市の駅のホームで8日、県立高校の教師がたばこを吸っていた女性を 注意した際に足げりし、ケガをさせたとして逮捕された。

逮捕されたのは、神奈川県立岩戸高校の教師・遊座次郎容疑者(46)。
調べによると遊座容疑者は8日午後6時ごろ、横須賀市の京浜急行野比駅のホームで、 禁煙にもかかわらず、たばこを吸っていた26歳の女性に喫煙をやめるよう注意し、 その後、足げりするなどしてケガをさせた疑いが持たれている。

女性は腹部や右手の打撲など全治1週間のケガをした。調べに対し、遊座容疑者は 「けったことはよくなかった」などと話し、容疑を認めているという。


これが逆だったらもう大騒ぎなんだろうけどね
別の事件例の参考 同ブログの今回の事件の記事

バス停の事件では 「喫煙者は品がない」 としており
今回の事件では 「暴力を振るった個人の資質」 としているようである
蹴られた女性と同じ myルール を押し付け会話に応じないタイプの方である
気になるのは煙を吹きかけられたら殴っても良いと言うmyルールである

これはこの教師と変わらないのではないか?
喫煙している人のところにわざわざ行ったのだから煙が存在しているのは当然
吹きかけられたと言っているが893の肩がぶつかったと同じような物かもしれない

この事件は双方とも似たような身勝手な性質同士のぶつかり合いであり
注意した側にそこそこ大義名分があったというだけの事である


google で検索してみたところ
「喫煙 注意 遊座」 114件
「喫煙 注意 岡部」 22,200件 となった わはは


さて事の是非を取り上げたいのではない
禁煙場所で煙草を吸っていたのも悪いし暴力に訴えたのも悪い
これはあたりまえだからだ

この手の品のなさで言えば 酒に勝る物はない
帰り道の電車のホームや繁華街を通る時、至る所で揉め事が起きている
日常茶飯事である

これが怪我や暴力などに発展するとニュースになる
他にも一定の地位の人が常軌を逸した態度を取るとニュースになる事が多いようだ

PJなどの偏向報道でもなければ 実際のニュースで取り上げられるのは
暴力沙汰などになった場合だからであるわけだけれど
殊たばこに関しては些細なことが大げさに取り上げられる嫌いがある

飲酒がらみの似たような事件はいちいちニュースにならないほどよく起きているし
打った蹴った程度ではいちいち警察沙汰にならないし
なったとしても当事者がよほど収まらない状態でなければ事件にもならないだろう


これらのニュースを見て他に思うところはないだろうか?
これつまり 自分より「弱い」と思われる相手に対しての暴力である
この視点で語られている記事は殆んど見た事がない

男性が女性へ 偉い人が一般人へ 示威的な行動をしたという事だ

殆んどの喫煙者は禁煙場所を守ろうとしている
禁煙場所で吸っているのは 気付いていないか 故意 なのは分かりきっている
気付いていないのならば注意されれば止めるのが普通

想像してみて欲しい
「もしもしタバコ止めてもらえませんか?」 「なんだと」バキッ!

こんな短絡的な人はそう滅多に居ない
要するに相手が切れるまでクドクドと注意していたのではないか と言う事だ
禁煙場所で吸っていて注意されても止めない人は 故意にやっているのだから
注意してダメならば管理者などの他の権限者に訴えればいい事なのだ

タバコに限った話ではない

大義名分を得た強者が示威的に迫る
または 大義名分のない弱者がその大義を作り出すために
切れるまで続ける という構図だろう

これが禁煙場所でなかったならば今度はマナー論が始まる
喫煙者が「侮辱」と受け取るような発言は本当に無いといえるだろうか?
「病気」だの「反社会的」だの「マナー違反」だの?

あれ?侮辱と感じたら殴ってよいんでしたっけ?


以下は体験談

フロア分煙されたファーストフードで喫煙フロアの隣の席に家族連れ
他の客は殆んど居なかった禁煙フロアも喫煙フロアもガラガラ
禁煙席への案内板の禁煙マークをその場所が禁煙だと勘違いする
そしてタバコを止めろと注意 ここは喫煙席ですと答える
今度は家族連れ(子供)を理由に止める様に言い出す
禁煙席に移動すれば良いだけのことではないだろうか?
座ってしまったもんだから席を移動するのが面倒という
自己中心的な理由以外になにがあるのだろうか?

電車内で携帯電話を取り出し操作(≠通話)
前の席に座っている学生が使うなと注意する
「気になるかね?」「だってダメって決まってるでしょ」「通話をお控えくださいでしょ?」
その後「次の駅で駅員に訴える」等々延々と非難してくる 周りの乗客も迷惑そう
駅に着くと駅員は彼をなだめるのに大変そうであった
控えていたわたしには「行ってくださって結構です」という対応だった

ゆとり教育の成果である (ranking)

[ 修正 2007/03/12 : いくつかの場所で「禁煙」と「喫煙」が入り乱れていた
流れで入力していると見た目も似ており子音も同じなので
頭で思っていても打ち間違えてしまうようだ ご指摘感謝 ]
posted by SadMan at 17:07 | Comment(169) | TrackBack(0) | おかしな事を言うな
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。